G.P.と〜く ガイアポリス編 (メルクリウスの青い砂)

マリカ、ジェラルド、アンジェラ、アルビエラの4人でガイアポリスを歩きました。 (リンク付きキーワードはポップアップで開きます。)

ガイアポリス

マリカ「ガイアポリスに出ると落ち着くな」

アンジェラ「そうね。お買い物するにも、こっちが慣れてますし」

アルビエラ「遊びに行くの久しぶり!」

ジェラルド「そうですね」

マリカ「アンジェラにエータは、ガイアポリスのどの程度知っている?」

アンジェラ「ガイアポリスのことですか?」

アルビエラ「ガイアポリスはねー、きょーわこくの首都だったんだよ! 今はネオポリスだけど!」

アンジェラ「それは私も。ガイア歴が始まる2年前から…… あら、いつまでだったかしら?」

ジェラルド「470年ですよ。ネオポリスへは慌ただしく遷都しましたけれど、ガイアポリスは各大陸の文化を残そうと基本的な区画がされたんですよ」

マリカ「もう170年経つのか。早いものだな」

アルビエラ「マリカ、早く行こうー! 置いてっちゃうよー!」

アンジェラ「エータ、待って! 走らないで!」

マリカ「……まったく。行こうか」

ジェラルド「はい、リーダー」

イロハストリート

アルビエラ「ガイアポリスにとうちゃーく!」

アンジェラ「マリカ、ここから公園までがイロハストリートよね」

マリカ「ああ」

ジェラルド「メインストリートに次いで賑やかな通りですよ。商店が多いので、夕方は特に賑やかになります」

アンジェラ「ユノさんとルートさんは、ここでお買い物をされていたのかしら?」

マリカ「どうだろうな。ジェラルド、さっきの話からすると、ここはどこの自治区になる? 通りの名からすると、エウロではなさそうだが……」

ジェラルド「シノニア自治区ニッポン地区ですね。建国時から続く老舗は、シノニアらしい店ばかりですよ」

アンジェラ「まあ」

マリカ「エータ、ここを左に曲がるぞ」

アルビエラ「あ、ここユノと来たことあるよ!」

マクスウェルアベニュー

ジェラルド「マクスウェルアベニュー、ですね」

マリカ「ユノたちの住むアパートは、よりの方だったな」

アルビエラ「え、向こうにあるの?」

アンジェラ「だめですよ。ユノたちは、今日はネオポリスに出ているそうですし」

アルビエラ「うーん。でも見てみたいなあ、ユノのおうち」

アンジェラ「あら。そういえばどうしてこちらの通りはアベニューなのかしら? ローズクオーツストリートに、メインストリートもストリートだし……」

ジェラルド「大雑把に言えば、公園へ続く道はストリート、それ以外はアベニューですね。全部がそうではないですが」

アルビエラ「あ! ユノがお仕事貰うところだ」

マリカ「Ωダイバーズギルド、だな」

アルビエラ「こっち、落書きが増えてるよ!」

アンジェラ「エータ……」

マリカ「ほら。先進むぞエータ」

ジェラルド「あそこはエルズ・パーツショップですね」

アルビエラ「ねえねえ。エルズって、人の名前?」

マリカ「さあ? どうなんだろうな」

アルビエラ「じゃあレーダー屋さんの、ピリ・レイスは?」

ジェラルド「人の名前ですけど、かなり古い時代ですね。西暦代の、地図製作者の名前です」

アンジェラ「まあ、そうなの?」

アルビエラ「ねえ。こっち曲がっていいの?」

マリカ「ああ」

ベイジンストリート

アルビエラ「ここ、ベイジンストリートだよね!」

ジェラルド「ええ。通りの名はシノニア自治区東部の地名に由来します」

アンジェラ「……この通りって、マリカが好きそうな通りよね」

マリカ「む。外では飲んでないぞ。この辺りなら私よりレインとかいうやつの方が知ってるだろう」

ジェラルド「確かに、飲み屋さんは多いですね。あとは雑貨屋さんとか…… アンジェラ? 何か探していますか?」

アンジェラ「ああ、ごめんなさい。ベイジンストリートに市場があるって聞いていたものだから」

マリカ「この通りに市場なんてあったか?」

アンジェラ「ええ。ルートさんが。詳しい場所を聞いておけばよかったわね」

アルビエラ「あ! ねえねえ、またエルズってあったよ!」

マリカ「エルズ雑貨店、と書いてあるな」

ジェラルド「ああ。元々はパーツもこちらで扱ってたそうです。ウィルさんが高校生の頃だそうですけど」

マリカ「あいつが高校生の頃だと?」

ジェラルド「リーダー、その顔は何なんですか……?」

アルビエラ「あ、公園が見えてきた!」

ワールドアクシス・パーク

アルビエラ「じゃーん。ワールドアクシス・パークにつきましたー!」

マリカ「相変わらず、ここだけは緑が多いな」

アルビエラ「今日は何もやってないね?」

ジェラルド「イベントは年に数度ですよ」

アンジェラ「建国祭と、ハロウィンと……」

アルビエラ「あ! ユノはねー、公園に来るとダイビングにお金がかからなくていーって言ってたよ!」

アンジェラ「ゆっくりお喋りするのにもいいところよね」

マリカ「ベンチがあって、屋台もあって…… のんびりできるな」

メインストリート

マリカ「ここはメインストリートだな」

アンジェラ「買い出しここまで出てきたこともありましたね」

アルビエラ「ここだけ、道路と並んで木が立ってるね」

ジェラルド「並木道って言うんですよ、エータ」

アンジェラ「そういえば、この道だけ公園をまたいでいるんですよね」

ジェラルド「今はそうですね。昔は港側だけがメインストリートだったそうです」

マリカ「ほう」

アンジェラ「じゃあ、もう半分の通りには別の名前がついていたんですか?」

ジェラルド「ええ。確か、インティストリートと言ったと思います。今はなきコルン(南アメリカにあった自治区)系ですね」

アルビエラ「ねえねえ、お昼は?」

ジェラルド「エータ、おなかがすきましたか?」

アルビエラ「えへへ……」

マリカ「そうだな。この辺りでどこかに入ろうか」

ローズクオーツストリート

アルビエラ「あ! この道!!」

アンジェラ「ローズクオーツストリートよね」

マリカ「この先が貧民街だな」

アルビエラ「そういえば、ユノがここに占い館があるって言ってたけど……」

アンジェラ「うーん。私は場所が分からないですね」

マリカ「そういう店もあったのか。ところでここはエウロ系なのか? それともタウラビア?」

ジェラルド「タウラビア(北アメリカ大陸にあった自治区)ですね。ここは他の地区より開発が遅れたと聞いています」

アルビエラ「え? あれ? 行かないの??」

アンジェラ「エータ、朝話してたでしょ」

ジェラルド「……次へ行きましょうか」

シリアルサイド

アルビエラ「あれ? こっちの道は?」

ジェラルド「ここはシリアルサイドですね」

マリカ「確か、教会があったな」

ジェラルド「そうですね。ディアスはこちらの道も使っていたそうですけど」

アンジェラ「あら、そうなの?」

ジェラルド「みたいですよ」

貧民街

アルビエラ「あーあ。貧民街まで行きたかった!」

アンジェラ「エータ……」

マリカ「そういえば、貧民街というのは通称だったな」

アンジェラ「あら。そうなの?」

ジェラルド「そうですね。番外地と言うそうです。昔はあの辺りも商業施設が並んでいたそうですよ」

アンジェラ「へえ……」

マリカ「そろそろ暗くなってくるし、行くぞ」

ヴィーナスブリッジ

マリカ「……すまないな、ジェラルド」

ジェラルド「いえ。エータは軽いですから」

アンジェラ「ふふふ。あ、ヴィーナスブリッジに戻ってきましたね」

マリカ「しかし、この橋はあまり好かないな。いくらゲートが無人とはいえ……」

アンジェラ「これだけ大きな橋を作るのは大変そう」

ジェラルド「ファーストキャピタルリバーは広いですからね」

マリカ「分かっている。ほら、ディアスを待たせるから急ぐぞ」